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●幸福とは何か<6> |
平成二十四年三月 |
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幸福とは、感謝の心を前提にする生きる喜びである。そこには、魂の体験、霊的成長がある。
ここでこの幸福を目指しているのはわたし達人類の一人一人であるが、その奥には神仏の意志がある。宇宙意識は、私たちの、目耳鼻舌身を通じ世界を認識し、私たちの精神(意)の変化を味わっている。従って宇宙本仏は私たち一人一人の、魂の経験、感動、愛、苦しみ、喜びを自分の意識のように感じている。私たちの心に幸福と喜びがあれば、宇宙意識に喜びが生まれるのである。それは宇宙意識の至上の喜びであり宝である。神仏は、私たちの幸福を願い祈っておられる。つまり人類総てが幸福であることが神仏の目的であり祈りでもある。それ故私たちが人類同胞の幸福を祈って行動するとき神仏の慈愛と力は私たちに注がれる。
私たちの人生の理想を本仏の願いと重ねあわせてみよう。私たちの思いと行いを神仏の意志にあわせてみよう。そこに本仏の生命の奔流が流れくる至上の喜びが訪れるであろう。
さあ私たちの想いと行いを宇宙意識エネルギー意識(九識)に同調させよう。パスワードは南無妙法蓮華経。妙法蓮華経(九識本仏意識)には仏の修行、カルマと仏の人格、徳が備わっている。南無妙法蓮華経と唱え心に釈尊を入れ、その己心の釈尊に問いかけながら正しく祈り、悟り、行おう(妙法五字の受持)。そうすれば、仏の修行、カルマと功徳はあなたのものとなる。
それは自分のハイアーセルフともいえる主であり 、師であり親である己心の釈尊に仕える道である。この道は我が心の釈尊を信じ、釈尊のように生きる信仰によって解脱する、成仏する道である(信解脱)。南無妙法蓮華経と唱え心に釈尊を迎えよう。(所化以て同体)
南無妙法蓮華経と唱えこの地上界を永遠の楽土としよう。それが日蓮大聖人のお教えくださった立正安国の理想である。
人間の幸福は神仏の心を心として人類同胞を救ってゆく、人類同胞を愛してゆく道のただ中にある。
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