●救世の原理とは何か?
平成二十二年十月二十四日午後一時
佐野市の本山妙顕寺にきて以来、私は、目が悪いこともあって仏法については、読書するよりも、色々なテーマで思索することが多くなった。そのせいか夜二度ほどお釈迦様の夢を見て色々教えられることがあった。一度目は、お釈迦様の木造が動き出して歩いて行こうとするので「ちょっと待って下さい」と呼び止めて人間の意識と世界構造について教えていただいた。二度目は犬の置物が動き出してお釈迦様の姿に変わったので、やはり色々質問させていただいた。それもこれも毎朝日蓮大聖人の御真骨に法味言上させていただいている御利益なのであろう。至って体調も良い。
私は本山妙顕寺の晋山式を4月13日に予定している。その時に今までの日蓮教学に関しての論文をまとめて記念出版することに決めた。是れを出版すると私の学問的な教学理解は一段落するので、次は実際に生きた人々の救いとなる教えをわかりやすくまとめたいと思っている。南無妙法蓮華経をいかに唱えいかに生きたなら人は本当の幸福を得ることができるのか。否本当の幸福とは何か。救いとは何か。喜びとは何か。本当に理解し説明できたらと思っている。
それはには人間の意識構造と世界構造の関連また宇宙の根源にある神仏意識、宇宙の目的意識、その目標人間と神仏の関係、時間空間の構造、宇宙の次元構造を理解しなければならない。そして其処に存在する法則を知ることが大切である。
本仏妙法蓮華経からすべては創造されている。其の根本法は妙法蓮華経の一念三千なのである。一念三千とは根源意識からすべては創造されているということ。またその分霊たる人間の心がその宇宙を再創造しつつあると言うことである。
この原理を幾つかの法則に分けて考えると
救世の原理 創造の原理
一、想念はものを創る
一、協力の法則 類は友を呼ぶ
一、意識共有 同調の法則 十界互具
一、原因と結果の法則 因果律
一、加速の法則
一、慣性の法則
一、作用反作用の法則
などとなる。
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