●幸福とは何か<5>
平成二十四年二月
 幸福とは感謝できること、また感謝を受け取れることである。宇宙の総てが神仏の自分に対する恩寵であることを発見し感謝する。その感謝をかみしめ。報恩の行為として、人々に慈愛をほどこす。その人々の感謝を受け取る。
 ここで大切なのは、何が起こってもそれは、自分に対する愛の顕れと悟る力、高次元の魂の認識である。
 故にどんな苦しいことも、悲しいことも自分に対する贈り物と考えそれを喜びとして受け取ろう。喜びに変えていこう。
 またあらゆる不幸感覚の根本は、愛情不足にある。自分が愛されていないという感覚である。
 宇宙の総ては自分に対する愛の存在である。それを魂のレベルで理解するには、自分の父や母が子供の時から何をしてくれ、自分は両親に何をしてきたか?振り返ってみるとそれがよく理解できる。また自分の倶生神(守護霊、指導霊)の愛を魂ハートで受け止めてみる。宇宙根本の本仏意識(九識に)アクセスして直接慈愛のエネルギーを受け取る。自分自身三次元的娑婆の意識を徹底的に愛し、可愛がり、褒めて励ましてあげる。
 その愛のエネルギーで、自分の魂の目的使命実現に励む。その喜びを人に分け与えよう。それがまた自分の喜び幸福である。
 宇宙は以上のようなシステムで慈愛を循環させている生命体なのである。此の生命体を一大秘法の妙法蓮華経と呼ぶ。

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