●覚醒
平成二十二年五月二十三日正午
 覚醒とは夢から目覚めること。本当の目覚めた意識に戻ること。
 人間の意識は物質次元に対応する眼識、鼻識、舌識、身識、そして意識、本能、理性、第九識(仏性識)に分かれている。本当の自分は大宇宙の中心意識とつながる第九識仏性である。
  人類は、永い時を経て、覚醒に向かっている。所謂アセンションでる。毛虫が羽化して美しい蝶になるるように。自我という観念の殻を打ち破り、自己の想念体系から解脱して。本来の自分に帰るのである。
こうあるべきだという自我の殻を、自分で脱ぎ、あれが違う、これが正しいという分離思考を離れ、二元対立の葛藤の世界を離れ、自分は全体の一部であり、全体は自分であるという、全体意識に融合する事が出来る。すべを宇宙意識にゆだねつつ生きよう。
 肉体の時間、空間の制約を離れ宇宙意識に帰ろう。その合い言葉は、南無妙法蓮華経、空なる真理を体感し、記憶の連続体の縛りを離れ、恐怖の壁を乗り越え、一切の焦りを捨て、仮の世界の夢から覚めよう。静寂なる心に帰り、肉体でもなく、眼識、鼻識、舌識、身識でもない。本当の自分意識主体たる九識に帰ろう。そこから再び神仏の完全性、永遠性、栄光を表現するため裟婆に生まれよう。

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